多くの犬飼育経験からプロが教える犬を飼う心構え3ヶ条

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多くの犬飼育経験からプロが教える犬を飼う心構え3ヶ条

  1条.成長過程で強くなる 2条.獣医療(病院選び) 3条.しつけ

3条.しつけ(躾け)

しつけとは犬をしつける度に飼い主自身が上手くなっていくものというような認識を私は持っています。まず確認しておきたい事は子供が欲しがるから子供のために犬を飼うという認識は必ず失敗します。

子供に「あなたがしっかり世話をするんだよ」といって犬を飼われる方がいますが、確かに餌を与えたり水を与えたりトイレの掃除をしたりという面での世話は子供でも可能です。

 

しかし核となるしつけ(服従)においては、大人で出来れば家庭の長が行う事が最も適しています。子供のしつけととても似通った所があり育児やしつけも経験を積めば積むほど悩む事も減り力を入れる所と抜く所の緩急が分かってきます。

 

しつけとは犬の為に行うのではなく飼い主と犬、家族や子供がいる方は皆の為に必ず行わなければならない重要な事柄です。

 

しつけを行う事により犬との行動時間や行動範囲、共にいる時間は確実に増え、犬の個性や魅力を十分に引き出す事が出来ます。しかしこれも幼犬時から徹底する必要があります。

 

順を追って説明したいと思います。

犬の年齢 人の年齢
1ヶ月 1歳
2ヶ月 3歳
3ヶ月 5歳
6ヶ月 9歳
1歳 17歳
2歳 24歳
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳
7歳 44歳
8歳 48歳
9歳 52歳
10歳 56歳
11歳 60歳
12歳 64歳
13歳 68歳
14歳 72歳
15歳 76歳
16歳 80歳
17歳 84歳
18歳 88歳
19歳 92歳
20歳 96歳

一般的な犬の年齢換算表ですが、精神年齢も比例していると思います。

子犬を迎える最適な月齢は一般的に生後60日と言われています。

、経験上確かにそれくらいがちょうどいい頃合だと思います。子犬を迎える時期が遅い部分に関しては、生後半年ぐらいまでは十分になつきしつけも間に合う時期だといえます。生後半年が犬を迎える最適な時期だとおっしゃる方もいらっしゃいます。しかし犬の群れで飼育するならばそれこそ母犬や兄弟と一緒に過ごさせる事が犬の社会性や協調性などを見つけるうえで望ましいですが、通常ペットで飼われるワンちゃんは犬社会ではなく人間社会の一員として生活するスタイルがもっとも多く、十数年人間と共に生活をするわけですから、何よりも人間との協調性が一番大切になります。

 

上記の年齢換算で言えば生後2ヶ月~3ヵ月の間に人間に例えると3歳~5歳と2年にも相当するほど日に日に大きくなる時期です。

とても愛らしくあどけない時期ではありますが、そのぶんきちんとした体制で飼育にあたらないとすぐに体調不良などに繋がりますので注意が必要です。

 

生後2ヶ月までは

子犬は産まれて1ヶ月で離乳させます。この時、母犬の母乳を止めるため一時的に母犬と子犬を隔離します。兄弟とは常に同じ環境で育てるようにします。

離乳してから一ヶ月の間に人間がどれほど構ってあげるかで人になつきやすい犬になるか人なれしない犬になるかが決まってくるように感じます。

しつけの面では生後2ヶ月まではトイレトレーニング以外は行う必要はありません。

母犬や兄弟とよく遊びよく寝る事が一番大切です。

そのためにも家庭にお迎えいただく当日まで自由に母犬や子犬たちと遊ばせています。

 

やはりこの時期は犬の社会化時期と言われており人が何をするわけではないのですが、当たり前の事を当たり前に過ごさせる事が子犬にとって一番健全な性格構成に重要です。当たり前の事とは前述したとおり兄弟や母犬などと寝食を共にし健全に過ごすという事になります。

 

そのためにも展示販売は望ましくないと推進されているペット先進国のあり方はユーザー(飼い主)もしっかりとそれを理解しているからに他なりません。

 

子犬を迎えたら

どの飼育書にも書いている事で、ブリーダー全員が口を揃えて言う事ですが、ただ一つ守ってもらえない事があります。

それは子犬を新たに迎えて数日は出来るだけ負担をかけないという事です。

こればかりは人間のさがと言いますか気持ちは十分に理解できるのですが、どうしても子犬を迎えた当日は色々触ってしまったり、子犬の周りでガヤガヤしてしまうものです。お風呂にいきなり入れちゃう方もいらっしゃいます。

これはしつけとは関係ありませんが、必ずやめて下さい。

子犬の気持ちは3歳の子供が親兄弟と離れて単身違う環境に行くときと同じで、

移動や環境の変化で大きなストレスを受けている状態です。

抱っこするだけでも全身が緊張していますので大きなストレスになります。

 

しつけは子犬を迎えて10日~15日頃から一日に少しづつ初めて行きましょう。

またシャンプーやワクチンや散歩もこれくらいから行うようにしてください。

 

しつけの基本

基本的な部分は人間とほとんど変らないということをまず知っておいて下さい。

まず褒める叱るを理解させる事がしつけの第一歩になります。何よりも先にここから始まりこれが犬とのコミニュケーショんの大半を占めることになります。

叱る言葉、アクション、褒める言葉やアクションは大げさに分かりやすく統一しテクださい。

 

このしつけには犬に対し愛する事の意思表示、信頼を示す意思表示、服従させる意思表示が含まれます。服従とは何か?ですが日本語のニュアンスとして飼い犬を服従させる、服従訓練を行うというと可愛そうだと思う方がいらっしゃるかも知れません。しかしそれは間違いです。

犬と一緒に旅を楽しんでおられる方、犬と一緒にスポーツを楽しんでおられる方、その他、上手に犬と付き合っているかたの犬は必ず飼い主や人間の事を、対等な友達とは思っていないと思います。犬は群れで行動する動物で隙あらば常に上位(ボス)を狙っています。中にはそうでない犬もいますが何かのきっかけで自分がボスだと勘違いしてしまうこともあります。

 

人間が毅然とした態度をとればおのずと上位思考は消えていきます。叱るということはこちらがボスであるという事を犬に本能的に理解させる事なのです。

もちろん何もないときに叱ってはいけませんが、まず犬の習性としてボスにはお腹を向ける事やボスに対しては歯を立てない事などがあります。

まずはこれらの習性を応用しましょう。少しでも噛んできたりマウンティングしたりしたときはしっかりと叱ります。最初の段階で子犬が理解できない事(物をつぶしたり)で叱っても犬がなぜ叱られたのか分からない場合があります。出来るだけ群れのボスになったつもりで動物的な感覚でならしていきましょう。

 

犬が噛んだりマウンティングしてきたりしてこれを人間が犬もふざけてやってるんだからと許容していると犬から見れば攻撃(噛む)しても反撃がこない=自分が上位だと思い込むようになります。手加減して噛んでいるから人間は許容しているという考え方は、人間の考え方で、犬には結果しかありません。ボスに手を伸ばすジャブだと思ってください。
直すべき事は行動の強弱に関わらず叱って矯正し、褒める事はオーバーに褒めてあげると犬はとてもやる気を出して喜ぶようになります。叱るときは注意しないと遊んでもらっていると勘違いする子も多いので、犬が叱られていると確実に理解出来るようにして下さい。

これらを続ける事で同じアクションや言葉で叱られているのか褒められているのかを理解するようになってきます。その過程で主従関係や愛情や飼い主に対する思いなどが形成されていきます。
おすわりやお手など一般的なしつけはこの関係が築けてから始めることになります。十分に服従訓練が終わったとであれば少々ふざけても犬が間違う事はありませんが幼少期にこれを繰り返すと問題行動への序章となります。

 

犬の服従訓練とはおもに警察犬に対し初期に行われる訓練で命令に沿って行動する警察犬には必須訓練になります。警察犬にかかわらず訓練所では犬の訓練の第一段階としてすべての犬の基本訓練になります。

※本格的な服従訓練は訓練士さんに聞くか専門書でお調べ下さい。

 

犬は子供だと思ってしつける

犬をパートナーとして見事に飼育されている方は、このような犬の習性を熟知し、
犬と人、共に共生しやすいしつけや環境作りを実践されている方たちなのです。犬の習性を上手く利用して犬と密ににコミュニケーションをとっているので子犬の頃からのしっかとした礎の上で良い信頼関係が築かれているのです。

しつけの入った犬ほど飼い主に色々なところへ連れて行ってもらいやすくなります。逆にいえば連れて行きやすくなります。

 

近年多いのは最初(子犬の頃)から友達のように接して犬が言う事を聞かない、反抗してくると嘆く方々です。これはそもそもの飼い主の接し方が間違っているわけです。主従関係を築く事、叱る事が家族として正しい事なのかどうかに疑問を抱き、甘やかして育ててしまうご家庭も多数あることは問題行動を起こす犬の増加と矯正不可能な状態までの悪化を生む事に比例して増加しています。放っておいたら言う事をよく聞く従順な犬に育ったという事はまずないと思います。

 

難しく思う方がいるかもしれませんが、これは犬を何頭か飼った事がある方なら自然と実践している事なのです。理屈で考えずにこれらの気持ちを持つだけで実践できると思います。

 

犬のしつけで体罰は有用か

以前テレビで警察犬訓練所の方のお話で(すべてそうだということではありませんが)体罰は行わないと効果が半減されるとおっしゃっていました。

褒めてしつける訓練法や警察犬ばりに厳しくしつける方法どれが正解かは分かりません。しかし継続した体罰は警察犬や使役犬以外のペットには必要ありません。

 

犬は同じ意思と言葉を繰り返すと言葉自体を理解しますので叱ることを理解させる為に安全な部位を叱る言葉で叩く程度は関連付けには有用なアクションかもしれません。

これは各飼い主が判断されるといいと思います。

 

最後に

しつけや健康問題など初めて犬を飼われる方には不安な事が山積していることと思います。しかしいずれも聞く人話す人によって捉え方や言い分も様々です。

何が正解かははっきりとは分かりませんが、実際それほど飼う前から悩むこともありませんし、理屈を頭に押し込める必要もありません。

 

現在犬を飼っておられる方もPCの前でわんこの問題と向き合うよりも、

太陽の下で元気に遊ばせることが何よりですよ。

現代の犬の飼い方に少し疑問を覚える私から考えても分からんことはもう少し楽観的にしようじゃないかというお話でした。